こんにちは、とりまなです。
サーフフィッシングを始めたばかりの初心者の方はPEラインを選ぶときにこんな疑問や悩みを抱えてはいないですか?
『サーフフィッシングで使用するPEラインは4本撚りと8本撚りだとどんなことところが違うの?』
『サーフフィッシングで使用するなら4本撚りと8本撚りならどちらがオススメなの?』
ニャ〜、釣りを始めたばかりだとさっぱりわかんないニャ。
そこで今回は私が実際に『4本撚り』と『8本撚り』のPEラインを使用してきた経験をもとにそれぞれの特徴や選び方について私なりに簡単に説明してみたいと思います。
それではよろしくお願いしまーす。
よろしくニャ〜。
PEライン4本撚りと8本撚り『私の結論』
まずいきなりですが『私の結論』からお話しさせていただきます。
サーフフィッシングで使用するPEラインは『4本撚りと8本撚りどちらを使用してもいい』
ちなみに8本撚りPEラインなら
↓↓↓こちらがオススメです!
というのが私がこれまでのサーフフィッシングの経験から感じている結論になります。
ニャ?どっちでもいいのニャ?
そう!
どっちでもいいし、どっちでも大丈夫。
要は『優先したい部分』と『自分の好み』で選べばいいと私は思っているよ。
大事なのは4本撚りと8本撚りの違い、異なる部分を理解した上で自分に合っている方を選ぶことだと思うよ。
ニャるほど。
じゃ違いについて教えてニャ。
OK~
PEライン4本撚りと8本撚りの異なる部分
まずPEラインについて私なりにすごく簡単に説明します。
PEラインとはポリエチレンの細い原糸を撚って作られたライン(釣り糸)になります。
PEラインはナイロンラインやフロロカーボンラインと同様に様々な釣りで使用されています。
サーフフィッシングのようにルアーの飛距離を必要とするカテゴリーの釣りではPEラインを使用することが多いです。
またPEラインはラインの伸びが非常に少なく感度に優れているため、感度を必要とする釣りでも広く使用されています。
基本的にはPEラインだけで使用することはほぼなく、PEラインの先端にナイロンまたはフロロカーボンのショックリーダーを結んで使用します。
4本撚りと8本撚り12本撚りなどの種類があったり、PEラインにコーティングを施した製品が販売されています。
PEライン4本撚りと8本撚りの異なる部分を以下のリストの内容に分けて簡単に説明します。
- 値段
- 引っ張り強度
- 擦れに対する強度
- 飛距離
- 太さ
- ラインの音
PEライン4本撚りと8本撚りのイメージ図
PEライン4本撚りと8本撚りのイメージ図はこのような感じになります。
このイメージ図をもとに以下で説明する4本撚りと8本撚りの違いを考えてみてください。
値段
4本撚りと8本撚りPEライン比較した時に値段が安いのは4本撚りのPEラインになります。
同じブランド、同じ製品で4本撚りと8本撚りで比較した場合でも8本撚りPEラインはおおよそ倍ほどの値段になっていることが多い印象です。
原糸に使用されている糸の細さや編み込みの数が多いので、製造工程のコスト分が値段に反映されて高く設定されているのだと考えられます。
また釣りにおいてラインは消耗品です。
交換頻度を考えると値段の安い4本撚りPEラインのほうがランニングコストは抑えられます。
太さ
上記にあるイメージ図をみてもらえればわかるように4本撚りと8本撚りで比較すると原糸の太さが違うのがわかると思います。
4本撚りと8本撚りを同じ号数で比較した時に原糸の太さが細い8本撚りのほうが糸の編み込みがより緊密になることでラインの太さがわずかに細く仕上がります。
また図の通り4本撚りと8本撚りでは真円により近い8本撚りのほうがラインの手触りはしなやかになります。
同じ製品の4本撚りと8本撚りを手で触ればその違いはわかりやすいよ。
4本撚りのほうがコシが強いし、これも好みが別れるところかな。
引っ張り強度
4本撚りと8本撚りで比較した時にラインの太さが同じ号数であれば基本的な引っ張り強度はほぼ同じと考えていたただいて大丈夫です。
とは言え太さの違いで説明した通り4本撚りと8本撚りでは緊密に編み込まれている8本撚りのほうがラインが伸びにくいためわずかにではありますが引っ張り強度が高いです。
そのため製品によって同じ号数でも4本撚りと8本撚りでは強度表記が異なることがあります。
って言っても元々PEラインは伸びにくいから、釣りで使用中にPEラインの伸びを体感できるほどの違いは感じることはできないと思うよ。
ちなみに私は全くわからないですw
だから純粋に号数による強度だけを意識していればいいと思う。
そうニャンだ〜
擦れに対する強度
イメージ図の通り4本撚りと8本撚りで比較した時に1本の原糸が太い『4本撚り』のほうが擦れに対する強度が高く強いです。
イメージずを見てわかるように8本撚りのほうが細いもんニャ!
とは言えPEラインはもともと擦れに対して非常に弱いラインです。
岩などの根に擦れてしまえば原糸の太さなど関係なくあっさり切れてしまいます。
ニャ?じゃどっちでもよくニャい?
ところが釣りをしていると根以外にもラインが擦れる場面は他にもあるんだよ。
例えばキャスト時にラインはガイドを通り抜けるたびに高速で擦れています。
何回も繰り返すキャスト時にかかる擦れによるダメージは想像よりも大きいものになります。
キャストにかかるダメージに対しても原糸の太い4本撚りのほうが擦れに強く、ラインが毛羽立ちにくいです。
他にも私のやっているサーフフィッシングで言えば海中の砂や砂利から受けるダメージに対しても原糸の太い4本撚りのほうが擦れに強いと感じるよ。
他の釣りでも同じように水中のどこかで何かに擦れることはあると思うな。
またリールを巻けば当然ラインはガイドを通っています。
釣りをしている間はラインは常にガイドに擦れている状態です。
ガイドによる擦れは致命的な劣化にはほぼなりませんが、擦れによるダメージは4本撚りと8本撚りどちらも少しずつ蓄積されていきます。
どちらも使ってきた経験から言うと『擦れに対しては4本撚りのほうが強い』そんな印象だよ!
ニャるほどニャ〜。
飛距離
4本撚りと8本撚りのPEラインを同じ号数で比較した時により飛距離が出せるのは『8本撚り』PEラインになります。
イメージ図でわかるように8本撚りPEラインのほうがより真円に近いためキャスト時のガイドを通り抜けるライン放出にかかる抵抗が少ないです。
ライン自体の太さも8本撚りのほうが細いので風や空中でかかる抵抗も少ないためだと考えられます。
とは言え4本撚りと8本撚りで大きく飛距離による差が出るものではないです。
ちなみにどれくらい飛距離に差が出るものなのかニャ?
私の経験上、8本撚りのほうが4本撚りと比較して『数m飛距離が伸びる』そんな感覚があるよ。
でも8本撚りを使用していて10m以上飛距離に差が出るなんてことは感じたことはないよ。
4本撚りと8本撚りで飛距離の差は『数m』ニャんだニャ〜。
そういうこと。
だから飛距離に関してはあまり気にしていないよ。
『飛距離の出しやすいキャストの仕方』でかなり変わるからね!
ラインの音
4本撚りと8本撚りで比較した時にラインから出る音が異なります。
主にキャスト時の糸鳴きとリーリング時の糸鳴きに違いがでます。
8本撚りのほうがしなやかでガイドにかかる抵抗が少ないため糸鳴きは小さいです。
人によってはこの糸鳴きがとても気になる場合があります。
音は使用感に繋がる部分なので意外と大事かもしれません。
とりまなさんは気にするのかニャ?
私はあまり気にしないw
私は気になるかもニャ〜。
PEラインの選び方!
PEラインの4本撚りと8本撚りの違いについて上記で説明してきたことを踏まえて、釣り場での環境や優先したいことを以下のリストのように考えつつ、自分の釣りと照らし合わせながら選んでみましょう。
自分に合ったラインの選び方
- 例:釣り場での擦れに対する強度を求めるなら『4本撚り』、擦れに対して強度を求めないのであれば『8本撚り』
- 例:飛距離を優先的に考えるのであれば迷わず『8本撚り』、数mの差が気にならないなら『4本撚り』
- 例:糸鳴きが少なく、キャストフィールを重視したいなら『8本撚り』、使用感をあまり気にしないなら『4本撚り』
- 例:ラインの交換頻度を高くして常にフレッシュな状態で釣りをしたいのなら値段が安くコストが抑えられる『4本撚り』、値段は気にしないなら使用感の優れた『8本撚り』
このように考えながら自分の釣り場の状況や自分の感覚に合っているPEラインを選ぶことが大事になってきます。
なんとなくわかったけど『初心者の人』で考えたらどっちがいいのかニャ?
私の考えですが『初心者の人には4本撚り』をオススメしたいです。
初心者の場合
この写真は実際に私がトラブったものですw
これからサーフフィッシングを始めてみようと考えている初心者の方にはまずは『4本撚り』のPEラインから釣りを始めてみたほうがトラブルが少ないと感じます。
私自身、サーフフィッシングを始めたばかりの頃は以下のように様々なトラブルを経験しました。
- ラインがボワッと出てしまうバックラッシュと言うトラブルで何十mも使えなくなる。
- ラインの傷に気づかずにキャストの際に高切れでルアーごと失くす。
- 根掛かりで何十mも先からラインブレイク。
このようなトラブルは多かれ少なかれ初心者の人は経験することになるはずです。
『8本撚り』のPEラインはある程度サーフフィッシングをして釣りのトラブルに対処ができるようになってから使用しても遅くはないと感じます。
PEラインの状態に気が回らない初心者のうちはわずかにトラブルの少ない『4本撚りがオススメ』です。
特に『8本撚り』のPEラインはちょっと何かに引っかかったりするだけで毛羽立って致命的な傷になっちゃうからね。
釣りに慣れないうちの扱いは本当に難しいと感じるよ。
なるほどニャ〜。
釣りに慣れてないなら『4本撚り』のPEライン。
釣りに慣れてきたら状況に合わせて『8本撚り』のPEライン。
なんだニャ!
そういうこと♪
PEラインとリーダーの結束も大事だし、リーダーとスナップの結束も大事になってくるよ。
初心者の人は特に結束に不慣れでトラブルになりやすいから家で練習しておこう!
わかったニャ〜。
自分に合ったPEラインを使ってサーフフィッシングを楽しもう!
以上です!
『初心者向け!サーフフィッシングで使うPEラインは4本撚りと8本撚りのどちら良いか?について解説!』
ということですごく簡単にではありますが私なりに説明させていただきました。
なんでも経験することが大事
初心者の方はどんなに気をつけていても様々なトラブルは避けて通れないと思います。
とは言え『釣りで起こることは全て釣りの経験になる』と考えれば悪いものでもない気がしませんか?
私も初心者の頃はどうやって選べばいいのかわからず、いろいろ調べたり自分でトラブルを経験しながら最適なPEラインを模索しました。
ちなみに私は今のところ1号と1.5号を使い分けて使用することが多いです。
たまに8本撚りを使用することもありますが、基本的には4本撚りを選択することが多い感じです。
自分の釣りに合わせてしっかりとPEラインを選ぶことができればサーフフィッシングだけでなく、色々な釣りでも応用ができるようになります。
この記事の内容がこれからサーフフィッシングを始めてみようと考えている初心者の方の参考になればとても嬉しいです。
自分に合わせたPEラインでこれから始めるサーフフィッシングを楽しんでみてください。
初心者の方は始める時期も意外と重要だよ!
それではまた釣りしよ。とりまな。