魚釣り初心者さん向けにサーフのスーパーライトショアジギングSLSとライトショアジギングLSJについて解説!

魚釣り初心者さん向けにサーフのスーパーライトショアジギングSLSとライトショアジギングLSJについて解説!
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実際にSLSとLSJをやってみて使う道具の違いや自分なりに感じたことを書いてみました!

私の個人的な意見と考え方を含みます。

色々な考え方があるうちの一つとして読んでください。

目次

そもそもSLSとLSJってなに?

初心者の方に分かるようにSLSと LSJについて説明していきます。

  1. SLSとは何?
  2. LSJとは何?
  3. SLSとLSJの対象魚の大きさは?
  4. 対象外の魚でも大丈夫なの?
  5. サーフのSLSとLSJで主に狙う魚はなに?

1.SLSとは何?

『スーパーライトショアジギング』のことを言います。

本当ならSLSJじゃないの?と思うのですが世の中的にSLSなのでSLSで説明していきます。

SLSはライトなタックルで女性や子どもでも手軽に楽しめる釣りとして

近年は特に流行していて人気が高まっている釣りジャンルのひとつです。

2.LSJとは何?

『ライトショアジギング』のことを言います。

SLSが出る前まではLSJがサーフでは一般的でした。

ややヘビータックルを扱う釣りジャンルになります。

初心者の方や女性、子どもにはルアーを投げるのが慣れるまでは難しいかもしれません。

3.SLSとLSJの対象魚の大きさは?

すごいざっくり説明するとSLSは小型〜中型魚が対象。

LSJは中型〜大型魚までが対象。

という感じで簡単に考えていいと思います。

4.対象外の魚でも大丈夫なの?

SLSタックルでもやり取りと道具立てさえしっかりしていれば大型魚だって取れます。

多くのSNSの情報やYouTube動画が物語っています。

反対にLSJタックルで小型魚のアタリが取れないなんてこともないです。

私は小さな違和感を感じることができています。

そんなに心配はいらないと思います。

5.サーフのSLSとLSJで主に狙う魚はなに?

サーフから狙う魚種は小型中型大型の青物、根魚、フラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)、シーバス

この辺りが主に狙う魚になると思います。

場所によってはクロダイやマダイなども狙う対象魚になります。

時期と場所によってはメーター青物や座布団ヒラメも狙えます。

サーフは夢が広がります。

大きな魚が釣りたいッ!

サーフというフィールドについて

サーフという釣り場がどういうところなのか

  1. 遠浅サーフとドン深サーフ
  2. 完全な砂地サーフ
  3. 砂と小石が混ざった砂利浜サーフ
  4. 大小の石が転がるゴロタ浜サーフ
  5. 意外とゴミが気になる

上の4つにわけて説明してみます。

1.遠浅サーフとドン深サーフ

その名の通り遠浅サーフは手前から沖までほぼ同じ深さのサーフ。

ドン深サーフは手前から水深が深くえぐれてるサーフになります。

フィールドによってはフルキャストした先からドン深で手前はそこそこの深さとか他にも細かい違いがあるサーフもたくさんあるのですが大別するならこの2つになると思います。

地面質は大まかに3タイプ。

それぞれの地面質でメタルジグとラインへのダメージ量がかなり違うのとその他のデメリット的要素も含めて説明します。

2.完全な砂地サーフ

底質が砂なので海中でのラインへのダメージがもっとも少ない。またメタルジグとラインへのダメージも少ないので塗装も長持ちしやすいです。

沈み根がなければまず根がかりしないのでロストする機会も少ないサーフとなります。

3.砂と小石が混ざった砂利浜サーフ

ラインへのダメージは砂地とゴロタ浜のちょうど中間。ラインチェックを怠ると細いラインの場合思わぬ場所やタイミングでラインブレイクします。

メタルジグとラインへのダメージはやや強くなるためできればジグはコーティングをしてから使いたいところです。

場所によっては沈み根があるので根がかりすることもあります。

4.大小の石が転がるゴロタ浜サーフ

大小の石が波で舞い上がるのでそれにより海中でラインが受けるダメージが最も大きい。

またメタルジグは石に揉まれて塗装はすぐにボロボロになりジグ本体が曲がったりもする。

沈み根が点在してる可能性がもっとも高く根がかりしやすい。

またボトムをとってからもたつくとメタルジグがすぐに石に埋もれるので根がかりを起こしやすいのもゴロタ浜の特徴です。

5.意外とゴミが気になる

サーフでは雨が降ると川から流入してくる様々なモノや

海藻などのたくさんのゴミが海中に流れてしまうのも特徴の1つです。

このような状況では細いラインを使うSLSの場合は

特にゴミを引っ掛けたりしないように気を遣うことになります。

スーパーライトショアジギングSLSのタックル構成

私のホームサーフの砂利浜サーフを想定した構成で考えてみたいと思います。

1.ロッドの長さ

8ft〜9.ft前後を選びます。 

ロッドが短すぎると飛距離がだしにくくなります。

長すぎると軽快さが失われます。

2.ロッドのルアーウェイト

10g〜30g

ルアーウェイトが適合範囲内ならお手持ちのエギングロッドやシーバスロッドの流用が可能です。

今から揃えるなら各社のSLSロッドの購入を強くお薦めします。

3.スピニングリールのサイズ

2500番〜C3000番のHG or XG 

長めのロッドを使用する場合はC4000番の選択肢も有りです。

合わせるロッドの長さや重さとのバランスを考えて選択します。

4.使用するメタルジグ

メインで使用する重さは15g〜20g前後です。

最小で10g 最大で30gを使います。

5.メインライン

メインラインはPE0.6号〜1号 200m巻きの使用がおすすめです。

150m巻きでも可能ですが、何か起きた時のことを考えると巻いていて安心なのは200m巻きです。

6.リーダーの太さ

メインラインのPE号数に合わせた強度のナイロンラインまたはフロロカーボンラインを使います。

0.6号→2.5号10lbまたは3号12lb

0.8号→3号12lbまたは3.5号14lb

1号→3.5号14lbまたは4号16lb

この強度範囲でリーダーを結びます。

ライトショアジギングLSJのタックル構成

こちらもSLSと同様に私のホームサーフの砂利浜サーフを想定した構成で考えてみたいと思います。

1.ロッドの長さ

9ft~10ft前後 

SLSよりも長めのロッドを選びます。

SLSロッドと比べるとLSJロッドはそこそこ重くなります。

2.ロッドのルアーウェイト

20g〜60g

その他のロッドでも適合範囲内であれば流用可能です。

今から揃えるならLSJロッドの購入をお薦めします。

・スピニングリールのサイズ

3.スピニングリールのサイズ

C4000番〜C5000番のHG or XG

ロッドとのバランスを考えるとこのサイズを選ぶことになります。

4.使用するメタルジグ

メインで使用する重さは30g〜40g前後です。

最小で20g 最大で60gを使います。

5.メインライン

メインラインはPE1号〜1.5号の200m巻きを使います。

リールの糸巻き量を考えて必ず200m巻きを使ってください。

6.リーダーの太さ

メインラインのPE号数に合わせた強度のナイロンラインまたはフロロカーボンラインを使います。

1号→4号16lbまたは5号20lb

1.2号→5号20lbまたは6号24lb

1.5号→6号24lbまたは8号30lb

この強度範囲でリーダーを結びます。

スピニングリールについて

スピニングリールはSLSでもLSJでも予算が許す限りできるだけ高いものを使用することをお薦めします。

各パーツの素材や精度の違いが、組み付け時の精度や素材による違いとなって影響するので剛性感や巻き心地の違いとしてハッキリと価格による差が出ます。

また高いリールそのものが釣り人の所有欲を満たしてくれることで他のリールに目移りしないので結果的にお金を節約できます。

初心者こそリールにお金をかけるべきと私は考えます。

色々と考察してみた

私の中でSLSとLSJでそれぞれ気になる点がいくつかあったので色々、考察してみました。

1.LSJのタックルで20gのメタルジグを投げた場合どうなる?

20g前後のメタルジグをLSJのタックルで投げると思ったよりも飛距離がでません。

これはロッドスペックに対して軽いジグのせいでロッド本来の力をフルに使いきれないためです。

また使用しているPEラインがSLSに比べて、LSJのほうが太めになるのでその点でも飛距離は落ちやすくなります。

2.SLSのタックルで30gのメタルジグを投げた場合どうなる?

SLSタックルで30gのメタルジグをフルキャストしても、やや投げにくいと感じる人が多くなると思います。

これはSLSロッドの限界に近いので、ややパワー不足だからだと思います。

またSLSでメインで使うPEラインの号数が0.6号なのを考えると30gをずっと使っているとラインの消耗が激しくなります。

不意に高ギレを起こしたり、魚とのファイト中に思わぬところでラインが切れてしまう可能性も高まります。

3.なぜLSJで20gが必要なのか?

LSJで20gのメタルジグはこういう場面で必要になると思います。

  1. ベイトサイズが小さい。
  2. ターゲットとなる魚が捕食しているベイトにメタルジグのシルエットを合わせたい。
  3. 20gジグのシルエットで誘いをかけて魚が口を使うのか確認したい。

ベイトが小さい場合はTG製ジグやジグサビキでも対応できますが、20gのジグも必要な場面があります。

4.なぜSLSでも30gを投げれる必要があるのか?

SLSで30gのメタルジグはこういう場面で必要になると思います。

  1. 風が強い場合軽いジグでは飛距離が落ちてしまう。
  2. 20gジグでは飛距離が足りないところに魚がいる。
  3. 魚がどこにいるかわからないので、広範囲に沖から魚がいるかを確認したい。

PEラインの号数は使うメインジグの重量で決める

PE号数別に使用するメインジグ重量と高切れする可能性が高まるジグ重量とラインチェックの頻度について説明します。

1.SLSでPE0.6号の場合

使うメインジグは10g〜20g前後です。

30gを思い切りフルキャストするとキャスト時に指をかけたところから摩擦で高切れします。

30gは長時間投げられる号数ではないです。

また想像よりもラインへのダメージが海中で入りやすいので、思わぬところでラインが切れたりします。

釣行中のこまめなラインチェックは必須になります。

2.SLSでPE0.8号の場合

使うメインジグは15g〜25g前後です。

0.6号ほどではないですが30gをフルキャストするときに稀に指をかけたところから摩擦で切れます。

30gを頻繁に投げるときはそれなりにラインチェックが必要です。

チェックさえしておけばほぼ大丈夫です。

3.SLSでPE1号の場合

使うメインジグは20g〜30gです。

余程ラインが痛んでない限り30gまで思い切りフルキャストが可能です。

適度にラインチェックをすることでほぼ高切れのリスクがなくなります。

30gをメインで投げるのであればあえてSLSタックルで釣りをする意味がなくなるので微妙な号数と言えそうです。

ただし釣りを始めたばかりの方で様々な結束やキャストに不慣れな人にはあえて1号からスタートするとトラブルになりにくい点では意味があるので悪い選択とも言い切れません。

4.私が考えるSLSのメインラインについて

砂利浜サーフを想定したSLSはメインジグ重量15g〜25g前後でたまに30gをフルキャストしてもそれなりに安心できる0.8号がベストバランスかなと現段階では思っております。

初心者の方は1号からスタートがおすすめです。

手慣れた方は0.6号を基準により細くしてスペーサーラインシステムを組んでみるのもありです。

私もも0.6号でSLSできなくはないですが、沖目に沸いたナブラに30gのジグを投げたいそんな大事な場面でフルキャストした時にメタルジグだけが飛んで行くなんてことはできれば避けたいところ。

また大きな魚がかかったのにラインの途中が痛んでいたせいでラインブレイクなんてことにでもなったら色々とショックです。

魚はかけたら絶対に獲りたいタイプなんですよ

5.LSJでPE1号の場合

使うメインジグは25g〜35gです。

40gを投げる時は指をかけている部分の傷がないか確認してから投げましょう。

40gを投げる時はキャスト時のタイミングのずれや指をかけたところから摩擦で切れることもあります。

ラインチェックは必ずこまめにしましょう。

6.LSJでPE1.2号の場合

使うメインジグは30g〜40gです。

45g以上を投げる時はキャスト時のタイミングのずれや指をかけたところから摩擦で切れることもあります。

45g以上を投げる時は指をかけている部分の傷を確認してから投げましょう。

ラインチェックはたまにしましょう。

7.LSJでPE1.5号の場合

使うメインジグは35g〜60gです。

1.5号までラインを太くすると、指をかけている部分のラインの痛みをたまに確認しながら釣りを続ければ、投げてる範囲内の重量で高ギレしたりはまずないので安心して釣りに集中できます。

8.私が考えるLSJのメインラインについて

サーフLSJの場合ベストなPE号数は1.2号だと考えます。

理由として、殆どの人がメインで投げているメタルジグ重量が30g〜40gだからです。

また1.2号あればサーフというフィールドで釣れるであろう魚はやり取りさえしっかりできればほぼ獲れると思われます。

釣りしよ。とりまも30g〜40gのジグがメインならPE1.2号にしたいなとは思いつつ60gも投げたいので1.5号を使ってます。

金銭的に考えるとSLSのが経済的

SLSは全てのものがLSJより総じて安く手に入ります。

最初に揃えるロッドはあまり変わらないですが

リール、PEライン、ショックリーダー、スナップ、メタルジグ、その他。

ほぼどれをとってもLSJで使用するものより安く手に入れることができます。

SLSのが長期的にみても経済的メリットがあると言えそうです。

私がもし初心者だと仮定して今からやってみるならどっち?

今から私が初心者だと仮定して、釣りを始めるという立場ならSLSを選ぶと思います。

これから始める初心者の場合は老若男女問わずSLSをオススメします。

ロッドが柔らかい分だけルアーを投げやすいのと魚をかけたあとのやり取りも楽しめます。

柔らかいロッドの方がキャスト時にロッドが仕事をしてくれますよ。

ちなみに私はLSJタックルはPE1.5号を使用していますがこれは60gをフルキャストできることによるアドバンテージを優先しているからです。

人よりも遠くに投げれることで竿抜けポイントまでキャストできるので60gタングステンジグで120m先まで投げていますよ。

60gのジグを投げ続けるデメリットとしては体力と筋力がかなり必要なことです。

あとLSJタックルは練習しないとロッドパワーをフルに使ってのフルキャストができません。

最初のうちはロッドを曲げ込むのが怖かったですし

そもそも本当の初心者でしたのでロッドが硬すぎて曲がるのにどれくらいまで力を使えば良いかもよくわかっていませんでした。

だからこそ今から始めてみようって方にはSLSタックルでの釣りが始めやすいと思います。

自分のように周りと少し違うことで釣果の差を生みたいと考える釣り人にはLSJタックルで60gを投げる意味があると考えますが最近は体力が落ちてきてるのを感じます。

体力や筋力にあまり自信がない老若男女にはSLS。

体力や筋力に自信のある人はLSJをオススメします。

でもLSJも結局やっていたと思うので、ホームサーフがまずはどんなところなのか確認してSLSにするかLSJにするか決めると後悔しないと思います。

それではまた、、、釣りしよ。とりまな

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この記事を書いた人

サーフでヒラメサイズを求めて気長に釣行チャレンジしつつ、ブログ記事を書いたりYouTubeにのんびりと動画投稿。ネーミングしたメタルエフェクトのゴールド&プラチナギャルピンクの発信やツイートを見つけると喰いつきます。よろしくお願いします。

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